
手順
破損したファイルのコピーを作る
最初に、ファイルを別のフォルダーかドライブにコピーしておきましょう。FileFix Ultimateは元のファイルを変更しませんが、自分でもコピーを残しておくのが良い習慣です。
[ファイル修復]を開いてファイルを選ぶ
アプリで[ファイル修復]に移動し、ファイルを選択します。対応形式はJPEG、PNG、PDF、ZIP、DOCX、XLSX、PPTXです。
検査レポートを読む
アプリがファイル構造を検査し、見つかった問題を説明します。たとえば壊れたJPEGヘッダー、破損したPDFの相互参照テーブル、失われたZIPのセントラルディレクトリなどです。
修復版の保存先を選ぶ
保存先フォルダーを選びます。修復版は必ず新しいファイルとして書き出され、元のファイルはそのまま残ります。
修復を実行する
ヘッダー、インデックス、アーカイブのディレクトリ、Officeパッケージの構造など、再構築できる部分を作り直します。どこを再構築でき、どこができなかったかも報告されます。
結果を開いて確認する
新しいファイルをいつものアプリで開きます。修復したファイルにも欠けた部分が残ることがあるので、ページ、シート、画像を丁寧に確認してください。
ファイルが破損する原因
破損の多くは、書き込みが途中で中断されたときに起こります。USBメモリを早く抜いた、停電した、保存中にアプリが落ちた、ダウンロードが途中で止まった、などです。復元したファイルも、データの一部がすでに上書きされていて破損していることがあります。
多くの場合、壊れているのはファイルの先頭か末尾だけです。そこにはアプリがファイルを開くために必要なインデックスが入っているため、修復できることがよくあります。
形式ごとに修復できること
JPEGとPNG:壊れたヘッダーや途中で切れた末尾を直して画像を開けるようにできますが、失われたピクセルは戻りません。PDF:破損した相互参照テーブルは、ファイル内のオブジェクトを走査して作り直せます。
ZIP、DOCX、XLSX、PPTXはいずれもZIPパッケージです。セントラルディレクトリが壊れていても、個々のエントリから作り直すことで、文書や表計算ファイルを再び開けるようになることがよくあります。
標準機能も試してみる
Microsoft Officeには、[開く]ダイアログに「開いて修復」というオプションがあります。コピーに対して実行し、FileFix Ultimateの結果と比べてみてください。
OneDriveやSharePointに保存したOfficeファイルなら、まずバージョン履歴を確認しましょう。修復版より以前のバージョンのほうが良い場合がよくあります。
復元したばかりのファイルを修復する
シグネチャ検索で見つかったファイルは、修復が必要なことがよくあります。末尾が欠けていたり、途中の断片が別のファイルのものだったりするためです。まず別のディスクに復元し、その復元済みコピーに対して[ファイル修復]を実行してください。復元元のドライブ上で直接作業してはいけません。
復元レポートに「抽出済み · 未検証」と表示されている場合は、まずファイルを開いてみてください。開けなければ、[ファイル修復]が構造を再構築できるか、それともデータが失われすぎていて使えないかを教えてくれます。
ファイル修復の限界
修復で作り直せるのは構造であって、中身ではありません。写真のデータが半分上書きされていれば、修復後の画像は前半だけが表示され、残りは灰色や崩れた表示になります。パスワード付きのファイルは、パスワードがなければ修復できません。
故障しかけたドライブ上のファイルであれば、まずドライブからファイルを復元し、その復元済みのコピーを修復してください。
チェックリスト
- 破損したファイルのコピーを残す
- 修復の前に検査レポートを読む
- 修復版は別のフォルダーに保存する
- 結果のページ・シート・画像をすべて確認する
- 以前のバージョンやバックアップがあれば試す